「僕と水泳」1 | スイミングスクール日記

「僕と水泳」1

僕は昔、電車の運転手に憧れていました。小学生の頃よく自転車にヘッドマーク(特急や急行等の看板)をつけて、近所のスーパーや公園を駅に見立ててひとりで遊んでました。そんな事ばかりしているせいか、人と競争する事があまりなく、学校のテストなどで友達に負けても“くやしい”という気持ちも沸いてこず、「どうせいい点とるやつは最初から頭のいいやつだ!」なんて思ってました。

そして中学生になりとりあえずなんかの部活に入ろうと思い、偶然担任の先生が水泳部の顧問だった事もあり、水泳部に入部しました。僕はその時25m泳ぐのが精一杯でしたがほとんどの子がスイミング出身でレベルがあまりにも違いすぎました。その当時400mFR(自由形)のタイムを毎日計測し、部室の壁に部員全員のタイムを張り出されました。しかし僕だけタイムではなく250mとか300mなどの距離が記入されてました。そうです。僕だけ400mを完泳する事が出来なかったのです(T_T)。そりゃぁ悔しくて情けなくて…

僕はそれからほんとに必死になってがむしゃらに練習しました。もうフォームも何もあったもんじゃありません。
それから3ヵ月後ようやく1回も立たずに400mを泳げる様になりました。

僕は中学時代の3年間で、人生で初めて何かに一生懸命になったり、悔しい、情けないといった気持ち又は達成感、部員との連帯感など書き尽くせないほどの事を『水泳』を通じて学びました。 

つづく