スイミングスクール日記
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春休み短期水泳教室

ついにやって参りましたこの季節!スイミング業界の人間は避けて通る事のできない超超忙しい地獄?の期間!

ちびっこ達の春休み期間に4~5日間程の短期教室を行うのですが、普段プールに慣れてる子達と違い、慣れていない子達が対象なのでプールがすごい事になるのです。

まずお母さんから離れ一人でプールに入って来る時泣き(T_T)

シャワーを浴びて泣き(T_T)

プールに入ったら泣き(T_T)

喋りかけたら泣き(T_T)

笑顔の子もまわりが泣くともらい泣き(T_T)

気がつくと子達の泣き声大合唱!

それに紛れて脱走を繰り返す子供も多発!

それは子供からすればまるで地獄絵図。

こんな状態を最終日にはプールを笑顔でいっぱいにするのが僕たちの仕事なのです。

これに加えて普段の業務、選手コースの朝練、春のジュニアオリンピック‥

あ~気が遠くなってきた‥僕も大泣きして脱走しよ~(うそです)

美味いラーメンでも食べて自分が笑顔を取り戻さなければ(^^)!

花粉症

ついにこのたまらなく嫌な季節がやってきましたね。特に今年はめちゃめちゃきついです。だってプールの中でも強烈ですよ!なんとなく外よりましな感じするでしょ?なんのなんの!くしゃみは止まらんし鼻水は垂れ流しやし目は常に潤んでてくしゃくしゃするし‥

でもこうゆう時はプールの仕事やっててよかったと思いますよ。だってすぐに鼻かめるし(しかも手鼻だから赤くならない)少々鼻水垂れ流してもごまかせるし、目洗い場があるから目薬いらんし(^^)

でもね~困った事にプールの中で大量発生してるものがあるんですけどわかります?その答えはずばり

「はなクラゲ!」

こいつは人を刺す事はないですが、たまに泳者の視界に入ってきたり、限りなく口に近づいてきて、人を不愉快な気持ちにさす特長をもってます。みなさんもこの季節のプールにはご注意を(^^)

彩華ラーメン天理西店

僕が最も愛したラーメンの1つがこの彩華ラーメン!数店舗ある中でも一番好きだったのが今は無き奈良の天理西店。(現在は近所に移転)ほんとみんなでドライブがてらよく行きました。

他の店舗も好きですが(特にベンチをテーブル代わりにして、しゃがんで食べる昔の屋台)僕が最初に彩華を食べたのがこの店でその時のインパクトが強烈だったのです。

まず、狭い駐車場へ入ると他府県ナンバーがいっぱい!(ちなみに僕も他府県からきていました。)最初に窓口で注文、会計を済まし番号をもらってテントの中へ‥

このテントがまた怪しげないい雰囲気でドキドキしながらラーメンを待ちます。

店員さんが大きな声で番号を呼び、手を上げ返事をしラーメン到着!するとなんと器の中は白菜でいっぱい。しかもにんにくのいい香りがプーン。

食べてみたら辛いけど美味い!天一と同じでおもいっきりおかずになるラーメン。ラーメンツルツル!ご飯パクパク!

まさに五感で味わう事の出来るすばらしいラーメン!

そして口の周りをベタベタにし、車中をにんにくの香りでいっぱいにして帰るのでした。

次の日、スイミングで「おまえらまた彩華行ったやろう(怒)みんな臭すぎるんじゃ!もうおまえら彩華禁止じゃ~!ボケッ!!」
って何回言われたことか‥



バタフライ

バタフライコースで長年頑張ってもらっている女性の会員さん(結構年配です)を今日も指導してました。この会員さんはなかなかバタフライ特有の「うねり」という動作が難しいらしく、バタフライもどきしか泳げません。どうにかしてうねりを覚えてもらおうとこの数年間あの手この手で指導して、また会員さんも水泳の本を4回も読み返すなど熱心に頑張ってこられたのですがなかなかうまくいきませんでした。

そして今日、僕もやけくそになり「もう、あれこれ考えずドンッドンッとキックしてブァァ~ッと泳いでください!!!って言ったらなんと今までで1番かっこいいバタフライになってるじゃあ~りませんか!

うれしさがこみ上げてくると同時に、何かやりきれない気持ちに‥

でも会員さんは喜んでたのでまぁいいっか。

ラーメン「丸源」

僕は久しぶりに感動しました。美味い!!!
奈良市内にある「丸源」というラーメン屋の「たっぷり背油の肉そば」です。

肉はかぶりという一般的には知られていない希少なものを使用してるらしいがこれがまたいい感じ。いわゆるチャーシューではなく豚肉です。神座や彩華にちょびっとはいってるものより大きく、それ自体にロースのような味があり、煮込みラーメンらしくスープもアツアツ!

味の雰囲気は水炊の鍋を背油の入ったポン酢をつけて食べてる感じ。半分くらい食べたところで柚子胡椒おろしをまぜるとこれまた美味い!

最後に生にんにくをつぶし機でしぼり入れると、アツアツのスープと相まってものすごいいい香りプーン。

もともとは名古屋のお店らしいです。ちょっとこれはまりそう。

コーチによって言う事が違う

成人コースでバタフライの授業後、ある会員さんが、

「コーチ、バタフライのキックは第1キックを強く蹴るのか第2キックを強く蹴るのか、コーチによって言う事が違うからわからんわ!どうしたらいいの?


と聞かれました。この手の質問は泳法に限らず結構あります。もちろん目指す泳ぎはどのコーチも同じなのですが、そこにいきつく過程が全く同じではないのです。もちろんマニュアルはありますからそれに従って指導していくのですが、人が人を教える以上、指導者が同じ事を言ったり見本を見せたりしても若干のニュアンスの違いがあったり、また会員さんの受け取り方も個人によって違います。

今回の場合、マニュアル通りに指導したコーチと、それから一歩踏み込んでいつもと違う言い方をしたコーチとの指導の違いが会員さんに混乱を招いたようです。

僕はいろんな会員さん(個人差、年齢差、レベル差)が居られる以上、いろんなコーチがいてもいいと思っています。しかし、説明不足がこのような混乱を招いたように思います。現在、水泳を習っている方が居られましたら、このように分からなくなった場合すぐにコーチに相談してください。それとある程度練習をしないと結果も出ません。ですから一度にたくさんのコーチから聞くのではなく、ひとつの方法でうまくいかなければ今度は違う方法でやってみる、といった感じで、あせらずじっくり練習に取りかかってくださいね。



超極太麺の中華そば

見てください。すごいでしょ!?

一度食べたら忘れられないこの中華そばは大阪にある「住吉」といって、午前中から結構お客さんがはいってるんですよ!

関西ではだいぶ有名やと思います。スープはまさに"しょうゆ"って感じで"ラーメン"というより"中華そば"

麺食べたらにやけますよ、ほんまの話(^^)

生徒たちを笑顔にするにはまず自分が笑顔にならなければ!

なんてひとりで勝手に理屈をつけて好きなラーメンを食べ歩く僕でした。

「僕と水泳」3

こうして僕は大学4年間ずっとコーチのバイトにのめり込んでいったんですけど、このバイトをして本当によかった!と思ったのが成人コースの初心者の方を教えていた時の事です。その方は30代後半位の男性の方で今まで泳いだこともないとおっしゃってました。最初、浮き身の姿勢から練習しようと思ったのですが、なんと顔を水につけるのが怖くて泳ぐどころじゃなかったのです。今まで大人の方でここまでかなずちの方を教えた事なかったので、僕の方が戸惑ってしまいました。もうマニュアルもくそもあったもんじゃありません。しかし僕もその会員さんもあきらめずに一生懸命頑張った結果、1年後には25mクロールを、その半年後にはどうにか背泳ぎ(のような泳ぎ?)が出来るまでになったのです。それから数年後、ふと僕のところに来られて、

「コーチ、今までほんとうにありがとうございました。コーチのおかげで私もここまで泳げるようになりました」

と言って頂いたのです。僕は今まで人に怒られる事はあっても感謝の言葉を頂くなんて初めての経験でした。もううれしくてうれしくて。こんな事言っていただけるのならばお金なんていらないと思うほどでした。

その後、スイミングコーチを職業として選んで10年以上経ちますが、未だにこの事を思い出し、初心を忘れないようにしています。


僕と水泳をつなげてくれたすべての人々に感謝すると共に、こらからはその水泳に恩返しをする事が僕の生きがいであり、水泳選手を育てる事だけでなく、プールに入った事もないような方に、水泳の、いや水のプールの面白さ、楽しさを伝えていき、微力ながら水泳人口を増やしていくことが僕の夢です。

おわり

後で自分で読んだらまるで小学生の作文ですね‥
しかしこれを書くことで、学生の頃の気持ちを思い出すことが出来ました。
ご清聴ありがとうございました。

「僕と水泳」2

僕は水泳を通じて学んだ事が自分の人生にどれ程の影響を与えたかというのは、今の仕事からして、言うまでもございません。
将来やりたい仕事が電車の運転手から水泳のコーチに変わっていったのは高校生の頃でした。卒業後、社会体育の専門学校へいくつもりでしたが、親や親戚から「大学へいって視野をもっと広げた方がよい」とアドバイスされ、一浪して大学へ進学し、すぐにスイミングスクールのバイトを始めました。

数ヵ月が立ち、チーフを担当する事になって人を教える事の楽しさや大変さを経験していきます。当時よく背泳ぎクラスを担当していたんですが、だんだんクラス人数が増えていくのです。そうです。子どもが進級していかないのです。ベテランコーチと同じメニュー、説明をしているのに‥どうする事もできず先輩コーチに相談しました。泳法的な事はもちろんですがその時言われた事が

「おまえがいくら正しい事をいってようが見本を見せようが子どもに伝わってなかったら何もしていないのと一緒だ!みんな授業料を払ってきてるんだぞ!」

頭の中が真っ白になると同時にどうにかして頑張ってやる!という気持ちが今まで以上にフツフツ沸いてきたのを今でも覚えています。
つづく

「僕と水泳」1

僕は昔、電車の運転手に憧れていました。小学生の頃よく自転車にヘッドマーク(特急や急行等の看板)をつけて、近所のスーパーや公園を駅に見立ててひとりで遊んでました。そんな事ばかりしているせいか、人と競争する事があまりなく、学校のテストなどで友達に負けても“くやしい”という気持ちも沸いてこず、「どうせいい点とるやつは最初から頭のいいやつだ!」なんて思ってました。

そして中学生になりとりあえずなんかの部活に入ろうと思い、偶然担任の先生が水泳部の顧問だった事もあり、水泳部に入部しました。僕はその時25m泳ぐのが精一杯でしたがほとんどの子がスイミング出身でレベルがあまりにも違いすぎました。その当時400mFR(自由形)のタイムを毎日計測し、部室の壁に部員全員のタイムを張り出されました。しかし僕だけタイムではなく250mとか300mなどの距離が記入されてました。そうです。僕だけ400mを完泳する事が出来なかったのです(T_T)。そりゃぁ悔しくて情けなくて…

僕はそれからほんとに必死になってがむしゃらに練習しました。もうフォームも何もあったもんじゃありません。
それから3ヵ月後ようやく1回も立たずに400mを泳げる様になりました。

僕は中学時代の3年間で、人生で初めて何かに一生懸命になったり、悔しい、情けないといった気持ち又は達成感、部員との連帯感など書き尽くせないほどの事を『水泳』を通じて学びました。 

つづく